私たちは、常に医療現場に寄り添い、そこにメディカルニーズがある限り、価値ある医薬品を届けてきました。
あすか製薬は、経営理念である「先端の創薬を通じて、人々の健康と明日の医療に貢献する」を実現するため、1920年の創立以来、メディカルニーズに貢献できる価値ある医薬品の創製・提供をしてきました。2020年に創立100周年を迎えましたが、私たちに根づく開拓者精神のDNAはこれまでも、これからも、一貫して変わることはありません。
創業期(1893年~1919年)
当初は洋酒・食料品輸入商として創業
様々な食料品の国産化を成功させる
創業者山口八十八が、1893年に洋酒・食料品輸入商「山口八十八商店」を開業。その後、食品の国産化を目指し、製造業にも進出。1908年、横浜に「帝国社食品部工場」を開設し、国内初の人造バター(マーガリン)を製造・販売。以後、牛脂、豚脂、野菜・肉の缶詰、ハム等の国産化を次々と成功させました。
製薬企業としてのスタート(1920年~1954年)
捨てられていた動物の臓器から独自のホルモン剤を開発・販売
創業者山口八十八が、捨てられていた動物の臓器から有用な医薬品を創り出すという独創的な発想により、その歩みはスタートしました。帝国社食品部工場内に「帝国社臓器薬研究所」を創設し、男性ホルモン剤「スペルマチン」の製造を始めた1920年6月16日を、当社創立の日と定めています。
ホルモン剤を中心に新製品を相次ぎ開発・発売し、現在の基盤を確立
甲状腺ホルモン剤「チラーヂン」、男性ホルモン剤「エナルモン」、女性ホルモン剤「オオホルミン」「オバホルモン」等を続々と開発・発売。 それに伴い研究・生産設備を新設、営業体制も拡充させ、1945年に社名を「帝国臓器製薬株式会社」に変更しました。
株式上場~成長・発展(1955年~2005年)
東京証券取引所に株式上場
経営の多角化を推進
1955年に東京証券取引所に上場を果たしました。
「内科」「産婦人科」「泌尿器科」を重点領域とする、スペシャリティファーマとしてのポジショニングを強化し、また動物用医薬品、臨床検査、医療器具などの事業にも展開しました。
あすか製薬の誕生、さらなる飛躍へ(2005年~)
グレラン製薬株式会社と合併し、「あすか製薬株式会社」が誕生
2001年本社ビルを竣工。2005年グレラン製薬株式会社と合併し、「あすか製薬株式会社」が誕生しました。
新薬への展開を強化するとともに、ジェネリック医薬品にも本格的に参入しました。
100周年を迎え、あらたな創薬の可能性に向けて挑戦を続ける
オープンイノベーションの推進と、創薬機能の再構築を中心とした新薬事業を強化するために、川崎研究所を「湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)」へ移転するなど、新しい可能性に向け挑戦し続けています。
創立から100年経っても変わらないDNAと共に、
競争力のあるスペシャリティファーマへ成長してまいります。