業績レビュー

2025年3月期第1四半期

経営成績

経営成績サマリー

  • 売上収益(売上高)

    16,352 百万円

    前年同期増減率
    2.1%

  • 営業利益

    1,758 百万円

    前年同期増減率
    3.1%

  • 経常利益

    1,813 百万円

    前年同期増減率
    0.2%

  • 親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益

    1,273 百万円

    前年同期増減率
    △10.9%

  • 1株当たり四半期純利益

    44.95

    前年同期増減率
    △11.0%

当第1四半期連結累計期間においては、経済活動の回復が進む一方、依然として続く地政学リスクの高まりや円安の進行、原材料・資源価格の上昇など、先行き不透明な状況が続いております。また当社グループの中核を占める医療用医薬品事業においては、毎年の薬価改定の影響もあり厳しい事業環境が継続しております。しかしながら、当社グループの事業は医療用医薬品事業、動物用医薬品事業の伸長等により、売上高は前年同期から329百万円の増収となる16,352百万円(前年同期比2.1%増)となりました。また利益面においては、研究開発費等の費用の増加はあったものの原価改善等に努め、営業利益は1,758百万円(同3.1%増)、経常利益は1,813百万円(同0.2%増)と前年同期を上回る結果となりました。一方で親会社株主に帰属する四半期純利益については、前年に特別利益として投資有価証券売却益を計上したことの反動に加え、法人税等の増加により、前年同期から155百万円下回る1,273百万円(同10.9%減)となりました。

セグメント

売上高

単位(百万円)

セグメント名称 第1四半期(1Q) 第2四半期(2Q) 第3四半期(3Q) 通期
医薬品事業 14,493 - - -
アニマルヘルス事業 1,800 - - -
その他 57 - - -

①医薬品事業
内科、産婦人科、泌尿器科の3分野に注力している医薬品事業は、毎年の薬価改定の影響を受けつつも全般的に堅調に推移しました。製品別にみると、産婦人科領域において子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」が2,644百万円(前年同期比2.6%増)と伸長したほか、月経困難症治療剤「ドロエチ」が1,743百万円(同24.5%増)と前年に続き大きく増加しました。さらに内科領域の主力品である甲状腺ホルモン製剤「チラーヂン」が2,076百万円(同0.7%増)、また難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」も1,645百万円(同7.9%増)と着実に伸長しました。泌尿器科領域ではLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープロレリン」が1,021百万円(同14.3%減)となりました。
 以上の結果、売上高は14,493百万円(同0.5%増)、セグメント利益は2,012百万円(同0.5%減)となりました。

②アニマルヘルス事業
動物用医薬品、飼料添加物等の製品を販売しているアニマルヘルス事業においては、畜産用薬品や飼料添加物を中心に売上高は1,800百万円(前年同期比15.4%増)、セグメント利益は73百万円(前年同期は1百万円の損失)となりました。

③その他事業
臨床検査、医療機器等の事業を展開しているその他事業については、売上高は57百万円(前年同期比37.6%増)と増加したものの、セグメント損失は5百万円(前年同期は27百万円の損失)となりました。

財務状況

財政状況サマリー

  • 総資産

    87,321 百万円

    前期末比
    △3.8%

  • 純資産

    63,329 百万円

    前期末比
    2.3%

  • 自己資本比率

    72.5

    前期末比
    4.3point

財政状況

(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ3,423百万円減少し、87,321百万円となりました。これは主に、現金及び預金および有価証券などが減少したためであります。

(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ4,822百万円減少し、23,992百万円となりました。これは主に、流動負債のその他、短期借入金および長期借入金などが減少したためであります。

(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,398百万円増加し、63,329百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加および株価上昇によるその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
その結果、自己資本比率は前連結会計年度末から4.3ポイント上昇し72.5%となっております。

2024年3月期通期

経営成績

経営成績サマリー

  • 売上収益(売上高)

    62,843 百万円

    前年同期増減率
    3.9%

  • 営業利益

    6,500 百万円

    前年同期増減率
    27.3%

  • 経常利益

    6,522 百万円

    前年同期増減率
    24.6%

  • 親会社株主に帰属する当期純利益

    7,545 百万円

    前年同期増減率
    78.0%

  • 1株当たり当期純利益

    266.51

    前年同期増減率
    77.6%

当連結会計年度の当社グループの売上高は前年同期から2,381百万円増加し、62,843百万円となりました。これは主に、産婦人科領域の製品群が伸長した医療用医薬品事業の増収によるものであります。また売上原価率が前年同期比1.5%低下し、売上原価が32,178百万円となったことにより、売上総利益は前年同期から2,079百万円増の30,664百万円となりました。一方で販売費及び一般管理費は前年同期から687百万円増の24,164百万円となり、その結果、営業利益は前年同期から1,392百万円増の6,500百万円、売上高営業利益率は10.3%となりました。経常利益につきましては、営業外収益を414百万円、営業外費用を392百万円計上したことから6,522百万円となりました。また投資有価証券の売却に伴う特別利益を3,340百万円計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期から3,307百万円増の7,545百万円となりました。
なお、パートナーシップ強化を目的に、当社子会社のあすか製薬株式会社が持分法適用関連会社であるベトナム製薬企業Ha Tay Pharmaceutical Joint Stock Companyの新株発行契約に関わる増資を実行しました。

セグメント

売上高

単位(百万円)

セグメント名称 第1四半期(1Q) 第2四半期(2Q) 第3四半期(3Q) 通期
医薬品事業 14,420 28,404 43,603 56,016
アニマルヘルス事業 1,560 3,162 5,096 6,664
その他 42 80 124 162

①医薬品事業
内科、産婦人科、泌尿器科の3分野に注力している医薬品事業は薬価改定の影響を受けつつも全般的に堅調に推移しました。製品別にみると、産婦人科領域において子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」が9,906百万円(前年同期比12.1%増)と順調に伸長したほか、2022年6月から販売を開始した月経困難症治療剤「ドロエチ」が6,125百万円(同66.3%増)と前年に続き大きく増加しました。さらに内科領域の主力品である甲状腺ホルモン剤「チラーヂン」が7,862百万円(同1.7%増)、難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」も5,864百万円(同8.7%増)と着実に伸長しました。泌尿器科領域ではLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープロレリン」が4,430百万円(同11.4%減)となりました。 以上の結果、売上高は56,016百万円(同4.5%増)、セグメント利益は7,647百万円(同32.3%増)となりました。

②アニマルヘルス事業
動物用医薬品、飼料添加物等の製品を販売しているアニマルヘルス事業においては、飼料添加物の売上が堅調であったことに加え、動物用医薬品の増収により、売上高は前年と同水準の6,664百万円(前年同期比0.0%増)となりました。一方で、原材料等のコスト上昇による影響を受け、セグメント利益は195百万円(同52.3%減)となりました。

③その他事業
臨床検査、医療機器等の各事業を展開しているその他事業については、売上高は162百万円(前年同期比26.3%減)、セグメント損失は125百万円(前年同期は6百万円の損失)となりました。

財務状況

財政状況サマリー

  • 総資産

    90,745 百万円

    前期末比
    4.1%

  • 純資産

    61,930 百万円

    前期末比
    13.6%

  • 自己資本比率

    68.2

    前期末比
    5.6point

財政状況

(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ3,607百万円増加し、90,745百万円となりました。これは主に、販売権が減少しましたが、商品及び製品および投資有価証券が増加したためであります。

(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ3,789百万円減少し、28,815百万円となりました。これは主に、未払法人税等および買掛金が増加しましたが、退職給付に係る負債および長期借入金(1年内返済予定を含む)が減少したためであります。

(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ7,396百万円増加し、61,930百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加によるものであります。  その結果、自己資本比率は前連結会計年度末から5.6ポイント上昇し68.2%となっております。

キャッシュ・フローの状況サマリー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー

    1,486 百万円

  • 投資活動によるキャッシュ・フロー

    1,706 百万円

  • 財務活動によるキャッシュ・フロー

    △3,943 百万円

  • 現金及び現金同等物の期末残高

    16,738 百万円

キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ766百万円減少し、16,738百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動におけるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、1,486百万円(前年同期は3,351百万円の増加)となりました。これは主に、退職給付に係る負債の減少はありましたが、税金等調整前当期純利益の計上によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果増加した資金は、1,706百万円(前年同期は1,126百万円の減少)となりました。これは主に、投資有価証券の売却によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、3,943百万円(前年同期は1,820百万円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済によるものであります。

2024年3月期第3四半期

経営成績

経営成績サマリー

  • 売上収益(売上高)

    48,824 百万円

    前年同期増減率
    3.3%

  • 営業利益

    5,526 百万円

    前年同期増減率
    9.6%

  • 経常利益

    5,631 百万円

    前年同期増減率
    7.3%

  • 親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益

    6,458 百万円

    前年同期増減率
    54.4%

  • 1株当たり四半期純利益

    228.13

    前年同期増減率
    53.9%

当第3四半期連結累計期間においては、国内の経済活動の持ち直しなどを背景に緩やかな回復基調が続きましたが、依然として不安定な国際情勢をうけた資源・資材価格の高止まりや急激な為替変動など、経営環境は引き続き先行き不透明な状況が続いております。また当社グループの中核となる医薬品事業におきましては毎年の薬価改定による影響等により厳しい状況が続いておりますが、当社グループの事業は前年度に引き続き堅調に推移しております。

セグメント

売上高

単位(百万円)

セグメント名称 第1四半期(1Q) 第2四半期(2Q) 第3四半期(3Q) 通期
医薬品事業 14,420 28,404 43,603 -
アニマルヘルス事業 1,560 3,162 5,096 -
その他 42 80 124 -

①医薬品事業
内科、産婦人科、泌尿器科の3分野に注力している医薬品事業は薬価改定の影響を受けつつも全般的に堅調に推移しました。製品別にみると、産婦人科領域において子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」が7,873百万円(前年同期比12.6%増)と順調に伸長したほか、2022年6月から販売を開始した月経困難症治療剤「ドロエチ」が4,604百万円(同81.4%増)と前年に続き大きく増加しました。さらに内科領域の主力品である甲状腺ホルモン製剤「チラーヂン」が6,104百万円(同1.2%増)、難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」も4,572百万円(同8.1%増)と着実に伸長しました。泌尿器科領域ではLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープロレリン」が3,476百万円(同11.5%減)となりました。
以上の結果、セグメント売上高は43,603百万円(同4.0%増)、セグメント利益は6,346百万円(同17.1%増)となりました。

②アニマルヘルス事業
動物用医薬品、飼料添加物等の製品を販売しているアニマルヘルス事業においては、畜産用薬品や飼料添加物を中心に売上高は5,096百万円(前年同期比1.7%減)とほぼ前年並みとなりました。一方で、原材料等のコスト上昇による影響を受け、セグメント利益は186百万円(同55.3%減)となりました。

③その他事業
臨床検査、医療機器等の事業を展開しているその他事業については、売上高は124百万円(前年同期比19.9%減)、セグメント損失は103百万円(前年同期は26百万円の損失)となりました。

財務状況

財政状況サマリー

  • 総資産

    94,857 百万円

    前期末比
    8.9%

  • 純資産

    60,391 百万円

    前期末比
    10.7%

  • 自己資本比率

    63.7

    前期末比
    1.1point

財政状況

(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ7,719百万円増加し、94,857百万円となりました。これは主に、無形固定資産が減少しましたが、売掛金、現金及び預金および原材料及び貯蔵品が増加したためであります。

(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,861百万円増加し、34,465百万円となりました。これは主に、長期借入金および短期借入金が減少しましたが、買掛金および流動負債のその他が増加したためであります。

(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ5,858百万円増加し、60,391百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加によるものであります。
その結果、自己資本比率は前連結会計年度末から1.1ポイント上昇し63.7%となっております。

2024年3月期第2四半期

経営成績

経営成績サマリー

  • 売上収益(売上高)

    31,648 百万円

    前年同期増減率
    4.9%

  • 営業利益

    3,055 百万円

    前年同期増減率
    6.1%

  • 経常利益

    3,096 百万円

    前年同期増減率
    3.6%

  • 親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益

    4,129 百万円

    前年同期増減率
    76.0%

  • 1株当たり四半期純利益

    145.93

    前年同期増減率
    75.4%

当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症による影響からの回復に伴い、経済活動の正常化がいっそう進展したものの、依然として不安定な国際情勢の中、原材料価格やエネルギー価格の高止まりや円安を背景とした物価上昇など、経済動向は依然として不透明な情勢のまま推移しておりますが、このような状況下においても、当社グループの事業は前年度に引き続き、堅調に推移しております。

セグメント

売上高

単位(百万円)

セグメント名称 第1四半期(1Q) 第2四半期(2Q) 第3四半期(3Q) 通期
医薬品事業 14,420 28,404 - -
アニマルヘルス事業 1,560 3,162 - -
その他 42 80 - -

①医薬品事業
内科、産婦人科、泌尿器科の3分野に注力している医薬品事業は、毎年の薬価改定の影響を受けつつも全般的に堅調に推移しました。製品別にみると、産婦人科領域において子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」が5,186百万円(前年同期比14.6%増)と順調に伸長したほか、2022年6月から販売を開始した月経困難症治療剤「ドロエチ」が2,909百万円(同127.4%増)と前年に続き大きく増加しました。さらに内科領域の主力品である甲状腺ホルモン製剤「チラーヂン」が4,000百万円(同2.0%増)、難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」も2,997百万円(同8.7%増)と着実に伸長しました。泌尿器科領域ではLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープロレリン」が2,321百万円(同11.4%減)となりました。
以上の結果、セグメント売上高は28,404百万円(同5.8%増)、セグメント利益は3,658百万円(同16.5%増)となりました。

②アニマルヘルス事業
動物用医薬品、飼料添加物等の製品を販売しているアニマルヘルス事業においては、畜産用薬品や飼料添加物を中心に売上高は3,162百万円(前年同期比2.2%減)とほぼ前年並みとなりました。一方で、原材料等のコスト上昇による影響を受け、セグメント利益は44百万円(同80.6%減)となりました。

③その他事業
臨床検査、医療機器等の事業を展開しているその他事業については、売上高は80百万円(前年同期比6.6%減)、セグメント損失は61百万円(前年同期は20百万円の損失)となりました。

財務状況

財政状況サマリー

  • 総資産

    91,920 百万円

    前期末比
    5.5%

  • 純資産

    58,621 百万円

    前期末比
    7.5%

  • 自己資本比率

    63.8

    前期末比
    1.2point

財政状況

(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ4,782百万円増加し、91,920百万円となりました。これは主に、現金および預金および売掛金などが増加したためであります。

(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ694百万円減少し、33,299百万円となりました。これは主に長期借入金および短期借入金が減少しましたが、買掛金、未払法人税等および電子記録債務が増加したためであります。

(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,087百万円増加し、58,621百万円となりました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加によるものであります。
その結果、自己資本比率は前連結会計年度末から1.2ポイント上昇し63.8%となっております。

キャッシュ・フローの状況サマリー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー

    3,097 百万円

  • 投資活動によるキャッシュ・フロー

    1,382 百万円

  • 財務活動によるキャッシュ・フロー

    △2,539 百万円

  • 現金及び現金同等物の期末残高

    19,446 百万円

キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ1,940百万円増加し、19,446百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動におけるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、3,097百万円(前年同期は1,666百万円の増加)となりました。これは主に、売上債権の増加はありましたが、税金等調整前四半期純利益の計上、仕入債務の増加及び減価償却費の計上によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果増加した資金は、1,382百万円(前年同期は199百万円の減少)となりました。これは主に、投資有形証券の売却によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、2,539百万円(前年同期は1,346百万円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済によるものであります。

2024年3月期第1四半期

経営成績

経営成績サマリー

  • 売上収益(売上高)

    16,023 百万円

    前年同期増減率
    4.9%

  • 営業利益

    1,704 百万円

    前年同期増減率
    2.4%

  • 経常利益

    1,809 百万円

    前年同期増減率
    0.2%

  • 親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益

    1,428 百万円

    前年同期増減率
    8.0%

  • 1株当たり四半期純利益

    50.51

    前年同期増減率
    7.6%

当第1四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症に係る行動制限の影響が緩和され、経済活動の正常化が進む一方で、円安の進行、長期化するウクライナ情勢を背景とした原材料やエネルギー資源価格の高止まりが続き、先行きは依然として不透明な情勢のまま推移しております。医療用医薬品事業を中心とした当社グループにおいても原材料やエネルギーコストの上昇による影響はあるものの、新製品の伸長やコスト削減の取り組みを継続することにより、前年同期から増収・増益となりました。

セグメント

売上高

単位(百万円)

セグメント名称 第1四半期(1Q) 第2四半期(2Q) 第3四半期(3Q) 通期
医薬品事業 14,420 - - -
アニマルヘルス事業 1,560 - - -
その他 42 - - -

①医薬品事業
内科、産婦人科、泌尿器科の3分野に注力している医薬品事業は、毎年の薬価改定の影響を受けつつも全般的に堅調に推移しました。製品別にみると、産婦人科領域において子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」が2,576百万円(前年同期比14.0%増)と順調に伸長したほか、2022年6月から販売を開始した月経困難症治療剤「ドロエチ」が1,401百万円(同240.1%増)と前年に続き大きく増加しました。さらに内科領域の主力品である甲状腺ホルモン製剤「チラーヂン」が2,062百万円(同1.1%増)、難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」も1,525百万円(同8.6%増)と着実に伸長しました。泌尿器科領域ではLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープロレリン」が1,192百万円(同12.2%減)となりました。
以上の結果、セグメント売上高は14,420百万円(同5.7%増)、セグメント利益は2,021百万円(同17.0%増)となりました。

②アニマルヘルス事業
動物用医薬品、飼料添加物等の製品を販売しているアニマルヘルス事業においては、畜産用薬品や飼料添加物を中心に売上高は1,560百万円(前年同期比2.1%減)となり前年並みを維持したものの、原材料等のコスト上昇により、1百万円のセグメント損失(前年同期は124百万円の利益)となりました。

③その他事業
臨床検査、医療機器等の事業を展開しているその他事業については、毛髪ホルモン量測定キットの売上寄与もあり、売上高は42百万円(前年同期比44.1%増)となったものの、販売費用の増加等により、セグメント損失は27百万円(前年同期は18百万円の損失)となりました。

財務状況

財政状況サマリー

  • 総資産

    89,166 百万円

    前期末比
    2.3%

  • 純資産

    56,881 百万円

    前期末比
    4.3%

  • 自己資本比率

    63.8

    前期末比
    1.2point

財政状況

(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ2,028百万円増加し、89,166百万円となりました。これは主に、投資有価証券および売掛金などが増加したためであります。

(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ318百万円減少し、32,285百万円となりました。これは主に、買掛金が増加しましたが、短期借入金および長期借入金などが減少したためであります。

(純資産)
第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,347百万円増加し、56,881百万円となりました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加および株価上昇によるその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
その結果、自己資本比率は前連結会計年度末から1.2ポイント上昇し63.8%となっております。

2023年3月期通期

経営成績

経営成績サマリー

  • 売上収益(売上高)

    60,461 百万円

    前年同期増減率
    6.8%

  • 営業利益

    5,108 百万円

    前年同期増減率
    6.5%

  • 経常利益

    5,232 百万円

    前年同期増減率
    7.2%

  • 親会社株主に帰属する当期純利益

    4,238 百万円

    前年同期増減率
    △1.2%

  • 1株当たり当期純利益

    150.08

    前年同期増減率
    △0.75%

当連結会計年度の当社グループの売上高は前年同期から3,853百万円増加し、60,461百万円となりました。これは主に、新製品の発売等により伸長した医療用医薬品事業に加えまして、飼料添加物の販売が好調であったアニマルヘルス事業の増収によるものであります。また売上原価が31,876百万円と前年同期比0.7%低下したことにより、売上総利益は前年同期から2,233百万円増の28,584百万円となりました。一方で販売費及び一般管理費は前年同期から1,920百万円増の23,476百万円となり、その結果、営業利益は前年同期から312百万円増の5,108百万円、売上高営業利益率は8.4%となりました。経常利益につきましては、営業外収益を433百万円、営業外費用を308百万円計上したことから5,232百万円となりました。また投資有価証券の売却に伴う特別利益を124百万円計上したものの、前年同期に固定資産売却益に伴う特別利益を計上した反動もあって、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期から51百万減の4,238百万円となりました。

セグメント

売上高

単位(百万円)

セグメント名称 第1四半期(1Q) 第2四半期(2Q) 第3四半期(3Q) 通期
医薬品事業 13,646 26,851 41,916 53,579
アニマルヘルス事業 1,593 3,234 5,187 6,660
その他 29 86 155 220

①医薬品事業
内科、産婦人科、泌尿器科の3分野に注力している医薬品事業は薬価改定の影響を受けつつも全般的に堅調に推移しました。製品別にみると、産婦人科領域において子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」が8,839百万円(前年同期比20.5%増)と前年に引き続き大きく増加したほか、月経困難症治療剤「フリウェル」が2022年4月の薬価改定での約10%超の引き下げにも関わらず、3,489百万円(同0.8%増)と増加しました。また2022年6月から販売を開始した月経困難症治療剤「ドロエチ」は3,671百万円と好調に推移し、売上を牽引しました。さらに内科領域の主力品である甲状腺ホルモン剤「チラーヂン」が7,733百万円(同3.1%増)、診療ガイドラインの定着活動に努めた難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」が5,397百万円(同11.2%増)といずれも着実に伸長しました。泌尿器科領域ではLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープロレリン」が4,999百万円(同3.6%減)となりました。以上の結果、売上高は53,579百万円(同5.5%増)、セグメント利益は5,779百万円(同13.6%増)となりました。

②アニマルヘルス事業
動物用医薬品、飼料添加物等の製品を販売しているアニマルヘルス事業においては、特に飼料添加物の売上が堅調であったこと等から、売上高は6,660百万円(前年同期比18.3%増)、セグメント利益は409百万円(同8.6%増)となりました。

③その他事業
臨床検査、医療機器、サプリメント等の各事業を展開しているその他事業については、前年度に発売した毛髪ホルモン量測定キットの売上寄与もあり、売上高は220百万円(前年同期比19.0%増)となったものの、セグメント利益は6百万円の損失(前年同期は16百万円の損失)となりました。

財務状況

財政状況サマリー

  • 総資産

    87,138 百万円

    前期末比
    4.6%

  • 純資産

    54,533 百万円

    前期末比
    11.5%

  • 自己資本比率

    62.6

    前期末比
    3.9point

財政状況

(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ3,840百万円増加し、87,138百万円となりました。これは主に、販売権および有価証券は減少しましたが、現金及び預金、投資有価証券および原材料及び貯蔵品などが増加したためであります。

(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,800百万円減少し、32,604百万円となりました。これは主に、長期借入金(1年内返済予定を含む)および電子記録債務が減少したためであります。

(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ5,641百万円増加し、54,533百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加および株価上昇によるその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
その結果、自己資本比率は前連結会計年度末から3.9ポイント上昇し62.6%となっております。

キャッシュ・フローの状況サマリー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー

    3,351 百万円

  • 投資活動によるキャッシュ・フロー

    △1,126 百万円

  • 財務活動によるキャッシュ・フロー

    △1,820 百万円

  • 現金及び現金同等物の期末残高

    17,505 百万円

キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ402百万円増加し、17,505百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動におけるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、3,351百万円(前年同期は2,842百万円の増加)となりました。これは主に、棚卸資産の増加はありましたが、税金等調整前当期純利益および減価償却費の計上によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は、1,126百万円(前年同期は6,743百万円の増加)となりました。これは主に、有形固定資産の取得および有価証券の取得によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、1,820百万円(前年同期は2,996百万円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済によるものであります。

2023年3月期第3四半期

経営成績

経営成績サマリー

  • 売上収益(売上高)

    47,259 百万円

    前年同期増減率
    7.0%

  • 営業利益

    5,041 百万円

    前年同期増減率
    7.8%

  • 経常利益

    5,246 百万円

    前年同期増減率
    9.5%

  • 親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益

    4,183 百万円

    前年同期増減率
    2.5%

  • 1株当たり当期純利益

    148.19

    前年同期増減率
    3.0%

当第3四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の解除により経済活動は徐々に正常化へと向かう一方で、ウクライナ情勢の長期化、為替変動等に伴う原材料価格の高止まりやサプライチェーンの混乱などコスト増加要因が経済に与える影響により、先行きは依然として不透明な情勢のまま推移しております。しかしながらこのような状況下においても、当社グループの事業は新製品の伸長やこれまで以上のコスト縮減に取り組むことなどにより、前年度に引き続き堅調に推移しております。

セグメント

売上高

単位(百万円)

セグメント名称 第1四半期(1Q) 第2四半期(2Q) 第3四半期(3Q) 通期
医薬品事業 13,646 26,851 41,916  
アニマルヘルス事業 1,593 3,234 5,187  
その他 29 86 155  

① 医薬品事業
内科、産婦人科、泌尿器科の3分野に注力している医薬品事業は薬価改定の影響を受けつつも全般的に堅調に推移しました。製品別にみると、産婦人科領域において子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」が6,995百万円(前年同期比22.4%増)と前年に引き続き大きく増加したほか、月経困難症治療剤「フリウェル」が2,718百万円(同2.8%増)と堅調な実績となりました。また2022年6月から販売を開始した月経困難症治療剤「ドロエチ」は2,538百万円となり売上を牽引しました。さらに内科領域の主力品である甲状腺ホルモン剤「チラーヂン」が6,031百万円(同3.2%増)、難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」も4,230百万円(同11.5%増)と着実に伸長しました。泌尿器科領域ではLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープロレリン」が3,930百万円(同0.1%減)となりました。
以上の結果、売上高は41,916百万円(同5.6%増)、セグメント利益は5,418百万円(同10.9%増)となりました

② アニマルヘルス事業
動物用医薬品、飼料添加物等の製品を販売しているアニマルヘルス事業においては、主に飼料添加物の売上が堅調であったこと等から、売上高は5,187百万円(前年同期比18.5%増)、セグメント利益は417百万円(同26.7%増)となりました。

③ その他事業
臨床検査、医療機器、サプリメント等の各事業を展開しているその他事業については、前年度に発売した毛髪ホルモン量測定キットの売上寄与もあり、売上高は155百万円(前年同期比34.0%増)となったものの、セグメント損失は26百万円(前年同期は42百万円の損失)と黒字化には至りませんでした。

財務状況

財政状況サマリー

  • 総資産

    90,794 百万円

    前期末比
    9.0%

  • 純資産

    54,080 百万円

    前期末比
    10.6%

  • 自己資本比率

    59.6

    前期末比
    0.9point

財政状況

(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ7,496百万円増加し、90,794百万円となりました。これは主に、有価証券および無形固定資産は減少しましたが、現金及び預金、受取手形、売掛金及び契約資産、原材料及び貯蔵品および投資有価証券などが増加したためであります。

(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,308百万円増加し、36,713百万円となりました。これは主に、電子記録債務は減少しましたが、支払手形及び買掛金および流動負債のその他が増加したためであります。なお、短期借入金および長期借入金の合計は返済により減少しております。

(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ5,188百万円増加し、54,080百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加および株価上昇によるその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
その結果、自己資本比率は前連結会計年度末から0.9ポイント上昇し59.6%となっております。

2023年3月期第2四半期

経営成績

経営成績サマリー

  • 売上収益(売上高)

    30,172 百万円

    前年同期増減率
    6.0%

  • 営業利益

    2,879 百万円

    前年同期増減率
    8.3%

  • 経常利益

    2,987 百万円

    前年同期増減率
    8.9%

  • 親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益

    2,346 百万円

    前年同期増減率
    -

  • 1株当たり当期純利益

    83.18

    前年同期増減率
    -

当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の緩和により社会・経済活動は緩やかに正常化へと向かう一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、急激な円安の進行やエネルギー、原材料価格の上昇に伴うコスト増加要因が経済に与える影響により、先行きは依然として不透明な情勢のまま推移しておりますが、このような状況下においても、当社グループの事業は前年度に引き続き、堅調に推移しております。

セグメント

売上高

単位(百万円)

セグメント名称 第1四半期(1Q) 第2四半期(2Q) 第3四半期(3Q) 通期
医薬品事業 13,646 26,851    
アニマルヘルス事業 1,593 3,234    
その他 29 86    

① 医薬品事業
内科、産婦人科、泌尿器科の3分野に注力している医薬品事業は薬価改定の影響を受けつつも全般的に堅調に推移しました。製品別にみると、産婦人科領域において子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」が4,524百万円(前年同期比22.2%増)と前年に引き続き大きく増加したほか、月経困難症治療剤「フリウェル」が1,765百万円(同5.9%増)と順調に伸長しました。また本年6月から販売を開始した月経困難症治療剤「ドロエチ」は1,279百万円となり売上を牽引しました。さらに内科領域の主力品である甲状腺ホルモン製剤「チラーヂン」が3,921百万円(同3.5%増)、難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」も2,757百万円(同11.9%増)と着実に伸長しました。泌尿器科領域ではLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープロレリン」が2,619百万円(同3.9%増)となりました。
以上の結果、売上高は26,851百万円(同4.8%増)、セグメント利益は3,141百万円(同12.3%増)となりました。

② アニマルヘルス事業
動物用医薬品、飼料添加物等の製品を販売しているアニマルヘルス事業においては、飼料添加物の売上が堅調であったこと等から、売上高は3,234百万円(前年同期比15.9%増)、セグメント利益は231百万円(同1.0%増)となりました。

③ その他事業
臨床検査、医療機器、サプリメント等の各事業を展開しているその他事業については、前年度に発売した毛髪ホルモン量測定キットの売上寄与もありましたが、セグメントの売上高は86百万円(前年同期比29.7%増)、セグメント損失は20百万円(前年同期は26百万円の損失)となりました。

財務状況

財政状況サマリー

  • 総資産

    86,227 百万円

    前期末比
    3.5%

  • 純資産

    52,002 百万円

    前期末比
    6.3%

  • 自己資本比率

    60.3

    前期末比
    1.6point

財政状況

(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ2,929百万円増加し、86,227百万円となりました。これは主に、有価証券および無形固定資産が減少しましたが、現金及び預金、受取手形、売掛金及び契約資産および原材料及び貯蔵品などが増加したためであります。

(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ180百万円減少し、34,224百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金および流動負債のその他が増加しましたが、電子記録債務が減少したためであります。なお、短期借入金および長期借入金の合計は返済により減少しております。

(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,109百万円増加し、52,002百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加および株価上昇によるその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
その結果、自己資本比率は前連結会計年度末から1.6ポイント上昇し60.3%となっております。

キャッシュ・フローの状況サマリー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー

    1,666 百万円

  • 投資活動によるキャッシュ・フロー

    △199 百万円

  • 財務活動によるキャッシュ・フロー

    △1,346 百万円

  • 現金及び現金同等物の期末残高

    17,224 百万円

キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ121百万円増加し、17,224百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動におけるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、1,666百万円(前年同期は1,417百万円の増加)となりました。これは主に、売上債権の増加および棚卸資産の増加はありましたが、税金等調整前四半期純利益および減価償却費の計上によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は、199百万円(前年同期は427百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、1,346百万円(前年同期は1,386百万円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済によるものであります。

2023年3月期第1四半期

経営成績

経営成績サマリー

  • 売上収益(売上高)

    15,269 百万円

    前年同期増減率
    7.4%

  • 営業利益

    1,664 百万円

    前年同期増減率
    40.1%

  • 経常利益

    1,805 百万円

    前年同期増減率
    35.8%

  • 親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益

    1,323 百万円

    前年同期増減率
    20.4%

  • 1株当たり当期純利益

    46.94

    前年同期増減率
    21.2%

当第1四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染防止対策と経済活動の両立が進んだことなどから社会活動は緩やかに正常化へと向かう一方で、急激な円安の進行やエネルギー、原材料価格の上昇に伴うコスト増加要因に加え、ロシア・ウクライナ情勢が世界経済に与える影響等により、先行きは依然として不透明な情勢のまま推移しておりますが、このような状況下においても、当社グループの事業は前年度に引き続き、堅調に推移しております。

セグメント

売上高

単位(百万円)

セグメント名称 第1四半期(1Q) 第2四半期(2Q) 第3四半期(3Q) 通期
医薬品事業 13,646      
アニマルヘルス事業 1,593      
その他 29      

①医薬品事業
内科、産婦人科、泌尿器科の3分野に注力している医薬品事業は薬価改定の影響を受けつつも全般的に堅調に推移しました。製品別にみると、産婦人科領域において子宮筋腫・内膜症治療剤「レルミナ」が2,259百万円(前年同期比26.3%増)と前年に引き続き大きく伸長したほか、月経困難症治療剤「フリウェル」が888百万円(同10.4%増)と二桁増収となり実績を牽引しました。また本年6月から販売を開始した月経困難症治療剤「ドロエチ」は412百万円と順調な出だしとなりました。さらに内科領域の主力品である甲状腺ホルモン製剤「チラーヂン」が2,040百万円(同4.9%増)、難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」も1,404百万円(同12.6%増)と着実に伸長しました。泌尿器科領域ではLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープロレリン」が1,357百万円(同16.9%増)となりました。
以上の結果、売上高は13,646百万円(同6.3%増)、セグメント利益は1,728百万円(同38.5%増)となりました。

②アニマルヘルス事業
動物用医薬品、飼料添加物等の製品を販売しているアニマルヘルス事業においては、飼料添加物等の売上が好調であったことから、売上高は1,593百万円(前年同期比17.9%増)、セグメント利益は124百万円(同20.1%増)となりました。

③その他事業
臨床検査、医療機器、サプリメント等の各事業を展開しているその他事業については、前年度に発売した毛髪ホルモン量測定キットの売上寄与もありましたが、セグメントの売上高は29百万円(前年同期比2.7%減)、セグメント損失は18百万円(前年同期は2百万円の損失)となりました。

財務状況

財政状況サマリー

  • 総資産

    84,764 百万円

    前期末比
    1.7%

  • 純資産

    50,477 百万円

    前期末比
    3.2%

  • 自己資本比率

    59.6

    前期末比
    0.9point

財政状況

(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,467百万円増加し、84,764百万円となりました。これは主に、有価証券および無形固定資産が減少しましたが、現金及び預金、投資有価証券および商品及び製品などが増加したためであります。

(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ117百万円減少し、34,287百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金および流動負債のその他が増加しましたが、電子記録債務および流動負債のその他の引当金が減少したためであります。なお、短期借入金および長期借入金の合計は返済により減少しております。

(純資産)
第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,584百万円増加し、50,477百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加および株価上昇によるその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
その結果、自己資本比率は前連結会計年度末から0.9ポイント上昇し59.6%となっております。

2022年3月期通期

経営成績

経営成績サマリー

  • 売上収益(売上高)

    56,607 百万円

    前年同期増減率
    -

  • 営業利益

    4,795 百万円

    前年同期増減率
    -

  • 経常利益

    4,880 百万円

    前年同期増減率
    -

  • 親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益

    4,290 百万円

    前年同期増減率
    -

  • 1株当たり当期純利益

    151.22

    前年同期増減率
    57.9 %

当連結会計年度の当社グループの売上高は566億7百万円となりました。費用面については売上原価が302億5千5百万円、販売費及び一般管理費は215億5千6百万円となり、その結果、営業利益は47億9千5百万円となりました。経常利益につきましては、営業外収益を3億7千9百万円、営業外費用を2億9千4百万円計上したことから48億8千万円となりました。また当社連結子会社であるあすか製薬株式会社が保有する土地および建物を譲渡したことによる固定資産売却益94億2千5百万円を計上したこと等により、特別利益として96億8千3百万円を計上いたしました。一方で、あすか製薬株式会社が申請したCDB-2914(ウリプリスタル)の開発中止により、無形固定資産の減損処理等による特別損失68億9千1百万円を計上したことに加え、投資有価証券評価損11億5千1百万円を計上したこと等により特別損失が84億円となりました。以上により、親会社株主に帰属する当期純利益は42億9千万円となりました。

セグメント

売上高

単位(百万円)

セグメント名称 第1四半期(1Q) 第2四半期(2Q) 第3四半期(3Q) 通期
医薬品事業 12,840 25,619 39,685 50,791
アニマルヘルス事業 1,351 - - -
その他 30 2,857 4,494 5,816

①医薬品事業
医療用医薬品事業につきましては、2021年4月に初めて実施された薬価の中間年改定や医療費抑制策の推進による影響を受けつつも、主力である産婦人科製品の伸長等により総じて堅調に推移しました。製品別にみると、産婦人科領域においてはGnRHアンタゴニスト「レルミナ」が73億3千4百万円、月経困難症治療剤「フリウェル」は34億6千3百万円と大幅な伸長となりました。また内科領域の主力品である甲状腺ホルモン剤「チラーヂン」が74億9千9百万円、難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」が48億5千4百万円と増加したほか、他社製品供給問題に端を発する代替需要の高まりにより、オーソライズド・ジェネリック「カンデサルタン類」が123億9千4百万円、泌尿器科領域のLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープロレリン」が51億8千3百万円となりました。
以上の結果、売上高は507億9千1百万円、セグメント利益は50億8千8百万円となりました。

②その他
動物用医薬品、臨床検査、医療機器等の各事業を展開しているその他事業につきましては、動物用医薬品事業における畜産・コンパニオンアニマル用薬品、飼料添加物を中心に売上が好調に推移しました。
以上の結果、売上高は58億1千6百万円、セグメント利益は3億6千万円となりました。

財務状況

財政状況サマリー

  • 総資産

    83,297 百万円

    前期末比
    0.8%

  • 純資産

    48,892 百万円

    前期末比
    9.8%

  • 自己資本比率

    58.7

    前期末比
    4.8point

財政状況

(資産)
当連結会計年度末における総資産は、832億9千7百万円となりました。その主な内訳は、現金及び預金121億3百万円、売掛金144億8千2百万円、商品及び製品100億1千6百万円など流動資産が495億5千7百万円、有形固定資産109億3千6百万円、投資有価証券122億2千3百万円など固定資産が337億3千9百万円であります。

(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、344億4百万円となりました。その主な内訳は、支払手形及び買掛金31億1千8百万円、電子記録債務37億2千3百万円、未払金48億6千7百万円など流動負債が160億1千1百万円、長期借入金123億2千3百万円、退職給付に係る負債57億3千万円など固定負債が183億9千3百万円であります。

(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、488億9千2百万円となりました。その主な内訳は、利益剰余金458億3千3百万円など株主資本が454億1千9百万円、その他有価証券評価差額金32億3千1百万円などその他の包括利益累計額が34億7千3百万円であります。
その結果、自己資本比率は58.7%となっております。

キャッシュ・フローの状況サマリー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー

    2,842 百万円

  • 投資活動によるキャッシュ・フロー

    6,743 百万円

  • 財務活動によるキャッシュ・フロー

    △2,996 百万円

  • 現金及び現金同等物の期末残高

    17,103 百万円

キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、171億3百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動におけるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、28億4千2百万円となりました。これは主に、有形固定資産除売却益の計上はありましたが、税金等調整前当期純利益、減損損失および減価償却費の計上等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果増加した資金は、67億4千3百万円となりました。これは主に、有形固定資産の売却によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、29億9千6百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済によるものであります。