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社長メッセージ

2025年度に向けた新たな中期経営計画を策定し「スペシャリティファーマを基盤とするトータルヘルスケアカンパニー」を目指してまいります Top Massage 代表取締役社長 山口 隆2025年度に向けた新たな中期経営計画を策定し「スペシャリティファーマを基盤とするトータルヘルスケアカンパニー」を目指してまいります Top Massage 代表取締役社長 山口 隆

 製薬業界を取り巻く環境は、薬価制度の見直しによる毎年薬価改定など医療費抑制策が強力に推進されており、経営環境はますます厳しさを増しています。

 こうした環境の変化に的確に対応できるよう、当社は機動的な意思決定とガバナンス強化を目的として、2021年度より医療用医薬品事業を中核として、アニマルヘルス事業、検査・診断事業の三事業によるホールディングス体制に移行し、新たな中期経営計画を策定いたしました。

 新中期経営計画は2025年度を最終年度とし、当社の中核となる国内医薬品事業においてスペシャリティ領域でリーディングカンパニーへ成長するとともに、オープンイノベーションの推進により、社会が必要とする医薬品を生み出すことで医療に貢献し続けたいと考えております。
また、アジアを中心に海外事業の展開を進めるとともに、トータルヘルスケア実現に向けた新たな価値提供として、アニマルヘルス事業における畜水産領域の繁殖・免疫と栄養の強みを伸ばし、コンパニオンアニマルの健康を支えてまいります。検査・診断事業においては、新規事業にチャレンジを進めてまいります。

 中期経営計画の3年目となる2023年度は、新製品が業績を牽引したことなどにより前年度に引き続き堅調に推移し、売上高は628億円と過去最高となりました。中期経営計画は順調に推移しており、引き続き挑戦を続けてまいります。

 ホールディングス体制のもとでガバナンスの強化を進めるとともに、成長戦略を実現するための人材育成にも注力し、年齢や属性にとらわれず、多様な人材が活躍できる環境づくりを進めてまいります。

 皆さまにおかれましては、引き続きご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

代表取締役社長 山口 隆

(2024年5月10日掲載)

財務管掌取締役メッセージ

 当社グループは現在、「スペシャリティファーマを基盤とするトータルヘルスケアカンパニー」の実現に向けた成長戦略を推進しています。当社グループは、スペシャリティファーマとして、すでに日本国内において産婦人科を中心に確固たるプレゼンスを確立できていると思います。今後はこれをさらに強固なものにするとともに、日本国内だけでなく、アジアをはじめとするグローバル市場へも展開していきます。トータルヘルスケアカンパニーの実現に向けては、医療用医薬品の提供のみならず、予防から検査・診断、治療そして予後までを見据える会社へと進化を遂げたいと考えています。

 こうした成長戦略を推進するにあたり私たち経営陣のミッションは、経営の健全性を保ちつつ、中長期的に事業を発展させていくことにあります。そのためには、目先の利益を追求するためだけに守りを固めるのではなく、将来の事業拡大に向けて攻めの姿勢が必要となります。特に当社グループが中核としている医療用医薬品事業は、新薬を継続的に上市していくことが、成長のキーポイントとなります。既存の医薬品は、毎年の薬価改定の影響を受けるとともに、将来的にはパテントクリフ(特許の崖)によってジェネリック医薬品に置き換わることで急激に売り上げが減少するおそれがあります。一方で、新薬の研究開発には相応の期間とリスクが伴います。創薬シーズを獲得してから上市に至るまでには、十数年もの長い年月を要し、その成功確率は必ずしも高くはありません。アンメットメディカルニーズに応える新薬を継続的に創出し持続的な成長を実現していくためには、社員一人ひとりがこうした状況を理解し、リスクに向かって果敢にチャレンジしていくことが必要です。そのために従業員とのコミュニケーションの機会を増やし、経営陣からの積極的な発信も行っています。

 引き続き当社グループへのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役専務取締役
財務管掌取締役 丸尾 篤嗣

(2024年9月30日公開)