Top Commitment
ESG視点で社会の発展に貢献できるトータルヘルスケアカンパニーを目指します。
代表取締役社長
当社グループは「先端の創薬を通じて 人々の健康と明日の社会に貢献する」という経営理念を実践していくためにも、「中期経営計画2025」において「ESG経営の推進」を重要施策の一つとして位置づけています。2021年に、ホールディングス体制への移行にあわせてESG委員会を設置し、同委員会が中心となってグループ全体で推進すべきマテリアリティの精査・特定に取り組んできました。加えて、経営理念の実践、中長期的な企業価値の向上、ステークホルダーの皆さまとの信頼関係の構築にも取り組んでいます。
環境(E)の面では、太陽光発電設備の拡充やクリーンエネルギーの導入などによるCO2排出量削減、気候変動への対策など、具体的な数値目標を掲げ、環境に配慮した事業運営を実現します。
社会(S)の面では、私たちのビジネスが有する社会貢献性を踏まえ、人々の健康やQOL向上への貢献など、各事業の独自性ある活動を継続していく考えです。2020年に設立した「女性のための健康ラボMint+」の情報発信力を活かし、女性のライフステージに応じた健康的な生活をサポートしていくことが当社グループの重要な社会的使命だと認識しています。また、アニマルヘルスの分野においても、動物の健康と食の安全を守り、人と動物が共生できる社会づくりに貢献します。
ガバナンス(G)の面では、社内にグループ全体のガバナンス体制を整備し、統一されたポリシーのもとで事業運営を行える体制を整えました。最近では、さまざまな国籍や文化的背景を持つ人材が協働できるようダイバーシティを重視した採用・育成にも注力しており、誰もが活躍できる職場づくりを推進しています。
当社グループは、事業を通じた経済的価値の最大化にとどまらず、社会的価値向上との両立を図ることで、ステークホルダーの皆さまのご期待にお応えしてまいります。今後とも、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 山口 惣大 (2025年6月24日掲載)
スペシャリティファーマを基盤とするトータルヘルスケアカンパニー

女性がより一層輝ける社会の構築とアニマルウェルフェアの向上を目指します
サステナビリティ担当取締役としての使命は、当社が100年をかけて培ってきたホルモンに関する知見やノウハウなどを成長の源泉に持続的な企業価値向上を図ると共に、社会課題の解決と持続可能な社会の構築に貢献していくことです。
2021年4月、ホールディングス体制に移行し新たな一歩を踏み出した当社は「先端の創薬を通じて人々の健康と明日の社会に貢献する」という経営理念のもと、事業を通じて社会課題の解決に邁進しています。ホールディングス体制に移行すると同時に設置した「ESG委員会」ではグループ全体で推進すべき11のマテリアリティを特定し、ESG経営に邁進しています。
まず、気候変動への対策については、TCFDの提言に沿った気候関連の情報を開示し、特にエネルギー消費量の大きい製造工場において、太陽光発電の拡充やクリーンエネルギーの導入など、CO2排出量削減に向けて優先的に対策を進めております。
また、当社は中期経営計画2025で目指す姿として「スペシャリティファーマを基盤とするトータルヘルスケアカンパニー」を掲げています。ESG委員会にて特定した11のマテリアリティの中でも「女性の健康への貢献」と「アニマルヘルスへの貢献」は当社ならではの特徴的なマテリアリティと認識しており、これらにグループ全体で取り組むことで企業価値を向上させていきます。
国を挙げて取り組みが進んでいる女性活躍推進は女性の健康と密接に関わっており、「女性の健康への貢献」をマテリアリティとしている当社が大きく貢献できる分野であると確信しています。女性の健康課題解決のために製品ラインナップを拡充させることに加えて、2020年に設立した「女性のための健康ラボMint+」から情報発信をすることで、女性の健康とヘルスリテラシーの向上に貢献していきます。さらに2023年4月からは従来の取り組みに加え、幅広く女性健康課題の解決の糸口を見出すため、フェムテック事業推進室を新設するなど、新たな取り組みも始めています。
「アニマルヘルスへの貢献」についてはホルモンに関する知見とノウハウをベースに当社グループのシナジーを発揮する形で、コンパニオンアニマル関連医薬品の拡充や産業用動物薬領域への展開を進めてまいります。
2023年4月には、これまでの取り組みを更に加速させるために、グループ経営企画部内にサステナビリティ推進課を新設しました。今後もサステナビリティを経営の中心に据えて、企業の経済的価値の最大化と社会的価値の向上を両立させることで、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献するとともにステークホルダーの皆さまの期待に応えてまいります。引き続き当社グループへのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役専務取締役 サステナビリティ担当 丸尾 篤嗣
(2024年5月20日掲載)