医療品業界を取り巻く環境変化に対応し、企業価値の向上を追求するため、「トータルヘルスケアカンパニー」を目指して、新たな挑戦を続けてまいります。医療品業界を取り巻く環境変化に対応し、企業価値の向上を追求するため、「トータルヘルスケアカンパニー」を目指して、新たな挑戦を続けてまいります。

 私たちは2021年4月に持株会社体制へと移行し、あすか製薬ホールディングス株式会社として新たにスタートいたしました。

 主力事業の医療用医薬品は、薬価制度の見直しによる毎年薬価改定など医療費抑制策が強力に推進されており、経営環境はますます厳しさを増しています。こうした環境変化に的確に対応できるよう、当社は機動的な意思決定とガバナンス強化を目的に、医療用医薬品事業を中核として、アニマルヘルス事業、検査事業の三事業による、ホールディングス体制を選択いたしました。
 同時に2021年度から新たに2025年度を最終年度とする中期経営計画をスタートすることといたします。新中期経営計画では、社会から信頼される会社であり続けるために、当社の中核となる医療用医薬品事業においてスペシャリティ領域でリーディングカンパニーヘ成長するとともに、オープンイノベーションの推進により、社会が必要とする事業を展開することで貢献し続けたいと考えております。さらに、これまでの事業を軸に「予防、検査・診断、治療、予後」のヘルスケア市場全体に関連事業を展開するトータルヘルスケアカンパニーを目指してまいります。

 当社は、1920年、創業者山口八十八が「帝国社臓器薬研究所」を創設し、動物の臓器から有用な医薬品を創り出すという独創的な発想により、ホルモン製剤の研究・製造・販売を開始したことからはじまりました。これまでの100年にわたる歴史で培われた創薬力を基盤とし、「先端の創薬を通じて 人々の健康と明日の社会に貢献する」という経営理念のもと、新たな挑戦を続けてまいります。

 皆さまにおかれましては、引き続きご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

代表取締役社長 山口 隆

(2021年4月1日掲載)